こんにちは!ライフオーガナイザー®の梅野真由美です。
今日は、片づけをテーマにした一冊の小説、垣谷美雨さんの『あなたの人生、片づけます』をご紹介したいと思います。この本は、私の友人が「真由美さんの片づけの仕事ってこれに近いんじゃないかと思って…」と手渡してくれたものでした。彼女には、私がライフオーガナイザー®として活動を始めた頃からいろいろと話を聞いてもらっていたので、この本を渡してくれたことが本当に嬉しかったです。
何より、本の内容が私の心にぐっと刺さるテーマに満ちていて、とても共感しながら読み進めることができました。
片づけとは、心や人生を整えること
「片づけ」と聞くと、「ただ物を整理すること」というイメージを持たれる方が多いかもしれません。でも、実際にはそう単純なものではありません。この小説が教えてくれるのは、片づけとは、物だけでなく心や人生を整える行為だということ。そして、それは一人ひとりが抱える過去や葛藤に深く関わっているのだということです。
『あなたの人生、片づけます』ってどんな本?
この小説の主人公は、どんな家でも、どんな問題でも完璧に片づけてしまう腕利きの“おばちゃん”片づけコンサルタント。依頼人の家に足を踏み入れると、そこには膨大な物が溢れています。しかし、その「片づけ」を進める中で、単なる物の整理だけでは解決できない深い事情が見えてきます。
・なぜ捨てられないのか?
・なぜ同じ物を買い続けてしまうのか?
その背景には、過去のトラウマや未解決の人間関係、そして物への執着が見え隠れします。片づけを進める中で、それらが少しずつ解きほぐされ、依頼人たちが新しい人生を歩み出す姿が描かれています。
この本は、単なる片づけのハウツー本ではありません。片づけを通じて、依頼人たちが自分自身と向き合い、人生を前向きに再スタートを切る姿を描いた人生の物語です。
ライフオーガナイザー®として感じた共感ポイント
この本を読んでいて、依頼人たちの心情にとても共感しました。私自身も過去に、物を手放せず片づけられない自分が嫌で、かなり苦しんだ経験があります。その経験から学んだことは、物に執着する理由には、その人の「生き方」や「価値観」が反映されているということです。これは、片づけの現場でも日々実感しています。
例えば:
・思い出の品を捨てられないのは、過去を忘れることへの恐怖や罪悪感があるから。
・物を溜め込んでしまうのは、不安を埋め合わせたい気持ちの表れだから。
片づけを通じて人生を整える第一歩を
もし、あなたが物の片づけに悩んでいたり、家の中の状況に疲れていたりするなら、この本はきっと心に響く一冊になるはずです。「なぜ片づけが進まないのか?」という理由を探りながら、少しずつ前に進むためのヒントがたくさん詰まっています。
また、「片づけが一人ではどうにもならない」と感じたときには、無理をせず専門家に頼るのも選択肢の一つです。ライフオーガナイザー®として、私は片づけを単なる作業としてではなく「その人らしい人生を取り戻すプロセス」としてお手伝いをしています。
小説の主人公のように、魔法のように家をスッキリさせることはできないかもしれません。でも、一緒に物や心の整理を進めることで、きっと新しい人生の一歩を踏み出せるはずです。
最後に:この本を手に取ってみてください
『あなたの人生、片づけます』は、片づけをテーマにしながらも、人生そのものを見つめ直すきっかけを与えてくれる一冊です。片づけに悩んでいる方はもちろん、これから新しい一歩を踏み出したい方にもおすすめの作品です。
読んだ後には、きっと「私も人生を片づけてみよう」と思えるようになるはず。ぜひ読んでみてくださいね!
そして、片づけで悩んでいる方は、ぜひお気軽にご相談ください。一緒に新しいスタートを切りましょう!
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