CLO資格認定プログラムとは?
テーマの背景
今回のテーマ「不安を感じるクライアントにライフオーガナイザー®は何ができるか?」は、メンバーの花村久美子さんが提案してくれました。
彼女がこのテーマを提案したきっかけは、ご自身の子どもさんが映画を見た後に急に不安を感じ、行動が普段と異なる様子を見せたことでした。
幸い、時間とともに元の状態に戻ったものの、その経験を通じて、不安を抱えるクライアントにどのように対応すべきかを考えるようになったそうです。
【不安とは】
ある出来事や状況について心配、緊張感や恐怖を感じることです。ストレスに対して不安を感じることは、ふつうのことです。 (厚生労働省eJIMより引用)
【不安症(不安障害)とは】
不安症とは差し迫った出来事に対する恐怖や、将来に対する不安が過剰となり、行動や社会生活に影響を与える状態が、成人の場合6ヶ月、子どもの場合は4週間、続いている状態です。
事例の共有と考察
勉強会では、メンバーから実際の事例が共有されました。
●「毒を持つ植物や昆虫」動物図鑑を読んでから急に潔癖症のような行動を取るようになった
●理由が不明だが、自分は必要のない人間だと思い込んでしまう
●セルフ形式のパンが買えない、さまざまな食品の添加物を極端に気にする
●幼い子どもが相撲大会に出ることを極度に嫌がった
このように、不安が引き起こされる原因やきっかけは非常に多様で、何がトリガーとなるかも分からないことがわかりました。こうした症状に対してライフオーガナイザー®としてどのようにサポートできるかを考えることが、今回の勉強会のテーマでした。
ライフオーガナイザー®としてできること
不安を抱えるクライアントへの対応として、以下のような意見が出ました。
● 丁寧なヒアリング:クライアントの状況や心情をよく理解するために、時間をかけてヒアリングを行うことが大切です。
● 共感と観察:クライアントの感情を否定することなく、共感し、状況をよく観察することが重要です。
● 中立的な姿勢:偏った意見を避け、公平に話を聞くことが信頼を築く鍵となります。
● 記録と共有:不安が発生するタイミングやその強度を記録し、クライアントとともに確認していくことで、症状の変化を可視化し、理解を深めることができます。
反対に、クライアントの不安を軽視したり、根拠のない励ましをすることは避けるべきです。これらは逆に不安を増長させてしまう可能性があります。
まとめ
「不安を感じるクライアントにライフオーガナイザー®は何ができるか?」というテーマを通じて、私たちはクライアント一人ひとりの状況に合わせて対応する重要性を再認識しました。
不安症(不安障害)には明確な正解がなく、クライアントの状態に応じた柔軟な対応が求められます。ヒアリングや観察を丁寧に行い、共感をもってサポートを続けていくことが大切です。
片づけkankan
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