暮らし・人生の最適化支援のプロ「片づけkankan」
50代の女性が人生をリセットし、これからの人生を楽しむために、ライフオーガナイザー® 梅野 真由美がよりそいます              

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50. 第4話 母の“来てよかった”の笑顔と、前向きな一歩

2025/06/28

佐賀のライフオーガナイザー梅野真由美です。

「高齢の母との奮戦記」シリーズ第4話です。 


「明日までに荷物を終わらせたら、山形に行こう」

そう母に提案してから、すぐに動き出した引越し準備。

そして、約束通りすべての梱包を終えて、私たちは母の故郷・山形へ向かいました。


初めての長距離運転。母娘“6時間”の車旅

とはいえ、問題は移動手段。

足の悪い母を連れての移動には不安がありましたし、金銭的な面も気になっていました。

電車や飛行機ではかえって負担が大きいかも…と考えた結果、思いきってレンタカーを借りることに。

山形まで片道6時間。普段から車を運転している私にとっても、こんな長距離移動は初めての冒険でした。

でも、幸いなことに母は車酔いや腰の痛みを訴えることもなく、無事に予約していた宿に到着。

久しぶりに訪れた故郷の景色に、母は心から嬉しそうな表情を浮かべていました。

無事、到着し宿の前で一休み


変わりゆく街の姿、変わらない想い

ただ、懐かしさと同時に少し寂しさも感じていたようです。

母が住んでいた湯野浜温泉は、宿泊施設やお土産屋さんは減っており、

かつての賑やかな街並みとは少し違っていたようでした。

時代の流れやもしかすると、コロナ禍の影響もあったのかもしれません。

それでも宿のおかみさんは「夏場は少しずつ賑わいが戻ってきているんですよ」と教えてくれ、

残った人たちの努力やあたたかい気持ちが伝わってきました。

誰もが、いつまでも同じ状態でいられるわけではない。

時代が変われば、街も人も変わる。

臨機応変に、でも前を向いて歩いていくことの大切さを母も私たち姉妹も感じていた気がします。


心も体もほぐれる“ふるさとの時間”

母娘で一緒に懐かしい場所を巡り、郷土料理を堪能しました。

海の幸や昔からの味がそのまま残る家庭的な料理に、母もとても満足そう。

「来てよかった」と何度も嬉しそうに言う母の表情やしぐさから、

旅に出る前とは明らかに違う“やわらかさ”が感じられました。

言葉にはしなかったけれど、

心の中では、母は母なりにいろいろなことを考えていたのかもしれません。

この旅が、福岡での新しい暮らしへの“覚悟”につながっていったのだと、今なら思います。

湯野浜では終始ニコニコのふたり


モノを減らす前に、心を整える旅だった

 

片づけや引越しの最中、私たちは「どうしたらモノを減らせるか」「どう説得するか」ばかりを考えていました。
でも、必要だったのは、“納得する時間”と“過去を見つめる時間”。
山形の旅は、まさにそれを与えてくれたように思います。

 

ライフオーガナイザーとして、

娘として、

そして“人生の節目”を支える一人として、

忘れられない大切な2日間になりました。


次回は、いよいよ福岡へ移動。

ところが…またまた“想定外”の出来事が——!


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